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2005年12月28日 (水)

感劇話その8 オンショアな「なだそうそう」

 26日に花緑さんの独演会に行ってきた(於:紀伊國屋ホール)。考えてみたら、奇しくも去年も12月の26か27に、そんときは取材でお会いしたのだった。やはり新宿で。1年の締めに花緑さん、それは嬉しい偶然だったかも。この独演会「花緑ごのみ」も今回で22回目らしい。花緑さんの好みの噺を喋る会、ということで、「花緑好み」。

 新作と古典の二部構成で、今回は、古典落語の『柳田角之進』をネタおろし(初演)するのが話題になっていたが、武士である角之進の高潔な人柄がよく伝わってきて、中辛な噺だけれど、どんどん引き込まれていった。でも個人的にはやっぱり番頭や主人の喋りのほうが、よりしっくりくる気はしたけど。なんといっても初演だし、これから何度も喋るうちにまた変わっていくのだろう。一部で喋った新作『反対俥』はスピード感があってアクロバティックで、いかにも花緑さんらしかったけれど。

 お仲入り、と称した休憩時間、ロビーのほうからなにやらウクレレの音色が聞こえてくるなと思ったら、その音がどんどん近づいてきて、なんとアロハシャツを着た花緑さんがウクレレをならしながら客席に乱入してきたではないか。それは「お坊っちゃまの部屋」と題した休憩時間のミニライブだった。真っ赤なアロハ(これがまた偶然にもうちの夫とおソロでびっくり)を着た花緑さんが、ウクレレをかき鳴らしながら「なだそうそう」と「上を向いて歩こう」を熱唱。これがまた上手で、カラオケは得意そうである。

 「なだそうそう」はご存知、沖縄出身のBEGINが作曲し、沖縄出身の夏川りみが三線をつまびきながら唄う名曲。歌詞は森山良子だけどね。かねてより私は個人的に三線とウクレレの音色の共通性について(どちらも、なんともいえずほっとしてしまう音色でしょ?)考えていたのだが、「なだそうそう」は三線でなくても、ウクレレでも充分味わい深くてよかったっすー。まるで海からそよそよと風が吹いてくるような......。休憩時間ぎりぎりまでミニライブやって、速攻で着替えて、びしっと着物姿で二部に登場した花緑さん。さすがいろいろと芸をお持ちのようですなあ。

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MC中の花緑さん。ぼけぼけでごめんなさいです。

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