« 感劇話その2 内子座文楽初体験 | トップページ | 台風一過 »

2005年9月 1日 (木)

感劇話その2 内子座文楽初体験(続き)

 次の日にでもすぐに続きを書こうと思っていたが、怒涛のような同時多発入稿ウィークに突入・・・・・・内子座での束の間のリフレッシュの時間も、遠い昔(涙)。
 しかし内子座、楽しかったなあ。明治・大正時代の芝居小屋の風情が漂う内子座。申し込みが遅かったので、松席でも2階しかとれなかったけれど、それでも舞台が近い感じで。京都・南座のレトロな雰囲気をぎゅっとコンパクトにして、全部木造にしたような(意味不明?)・・・・・・新宿の末広亭を少し大きくしたような感じで(意味不明?)・・・・・・とにかく、劇場の造りも、来ている人たちの雰囲気も、やっぱり国立劇場や大阪の文楽劇場と比べてアットホーム。「暑いでっせ」と、住大夫さんにいわれていたけれど、エアコンが入っていたようだけど、ほんとに暑かった。みんな、うちわや扇子をぱたぱたしながら、文楽鑑賞。ぜんぜん違うけど、バリのウブドの野外劇場で観たバリダンスとか、小学校の頃の映画教室とか、そんな雰囲気を思い出して、いい気持ちになった。
 演目は、「菅原伝授手習鑑」の寺子屋入りの段、寺子屋の段、ほか。寺子屋、泣けました。文楽を3年観ているけど、考えてみれば寺子屋は初めて。歌舞伎では仁左衛門と玉三郎のときに観て、やっぱり泣けたけど。今回は松王丸が玉女さんで、女房千代が文雀さん。この二人のかみしめる苦悩ぶりが、人形にもよく出ていて、もう涙、涙。人形とわかっていても、身代わりになって命を落とした小太郎の亡骸を抱く千代の姿に、また涙。
  住大夫の語りのときに、舞台の前に置いてある蝋燭(内子は和蝋燭の産地でもある)が過剰に燃え出して、係の人があわてて撤収したというハプニングがあった。その後の舞台の盛りあがりで、すっかり忘れていたけれど、終演後の舞台挨拶で、住大夫さんがそのことについてコメント。「あれ、少し気になりましたわ」といって、場内は大爆笑。すぐ目の前で燃え盛る炎を微塵も気にもかけず、朗々と語りを続けていたのに、やっぱり気になっていたんだ、と思うと、また大笑い。最後まで、舞台と客席に一体感があって、わくわく楽しい数時間でありました。前日まで仕事がかなりタイトだったけど、おかげですっかりリフレッシュ。来年もまたいっちゃおうかな~。
と、気分転換に書いたところで、また原稿書きに戻ります・・・・・・終わらない仕事はない、はず・・・・・・。

« 感劇話その2 内子座文楽初体験 | トップページ | 台風一過 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。